Q4:組込用ピエゾドライバM-2501シリーズの接続方法は?

2020年2月28日

A4:M-2501-1とM-2502-1の接続方法を以下でご説明いたします。

M-2501シリーズは他の弊社ピエゾドライバ、ピエゾコントローラと異なり、
接続方法がBNCコネクタではなく端子台となります。

使用例としてファンクションジェネレータ等をM-2501-1、M-2502-1のINPUT×15(GAIN×15)に
接続する場合を紹介します。

(1)M-2501-1をINPUT×15(GAIN×15)で使用する場合

まずはM-2501-1の簡単な接続イメージ図をご確認ください。

①DC12V電源を+12V、GNDへ接続してください。

②M-2501-1にはスイッチがついておりません。
お客様で用意していただくか、OUTPUT SWの端子と他のGNDをショートさせてください。
INPUT×15、×30、MONITOR、OUTPUTのGNDは共通ですので、どのGND端子でもかまいませんが、
POWERの+12V電源のグランド は他の信号GNDとは分離(絶縁)されておりますので、注意が必要です。

③OUTPUTの+V、GND端子にピエゾを接続してください。

④ファンクションジェネレータ等をINPUT×15の+V、GNDへ接続してください。

⑤オシロスコープなどで信号波形を見る場合、MONITORの+V、GNDに接続してください。

⑥ファンクションジェネレータ等から信号を入力してください。
この時 OUTPUT SWをショートしていれば、入力信号を15倍に増幅した信号が出ます。
OUTPUT SWにスイッチを繋げていた場合は、スイッチをONにすることで、
入力信号を15倍に増幅した信号が出ます。

(2)M-2502-1をINPUT×15(GAIN×15)で使用する場合

まずはM-2502-1の簡単な接続イメージ図をご確認ください。

①AC100V電源をL(ライブ)、N(ニュートラル)、E(アース)端子へ接続してください。

②M-2502-1にはスイッチがついておりません。
お客様で用意していただくか、OUTPUT SWの端子と他のGNDをショートさせてください。
電源のアース(E) は他の信号GNDとは導通しておりますので、ご注意ください。

③以下の手順は(1)M-2501-1と同じとなります。

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GAIN×30で使用する場合はファンクションジェネレータ等をINPUT×15ではなく、
INPUT×30に接続するだけの違いとなります。

M-2501シリーズ(M-2501-1、M-2502-1、M2503)の使い方、接続方法が分からないとご質問をいただく機会がありましたので、今回はM-2501シリーズの接続法についてご説明いたしました!

他にもピエゾドライバ(ピエゾコントローラ)について説明させていただいているQ&Aや技術資料がございますので、
ご興味がございましたらご覧ください。

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