Q19:ピエゾドライバ(ピエゾコントローラ)の周波数特性について

2021年7月5日

A19:ピエゾドライバ(ピエゾコントローラ)の周波数特性についてご説明させていただきます。

ピエゾドライバ(ピエゾコントローラ)の周波数特性ですが、
ピエゾアクチュエータを駆動できる周波数帯域ではありません。
カタログに記載されている周波数特性は、無負荷・1Hz時の出力波形の最大振幅を0dBとし、
波形の振幅(出力電圧)が-3dB(約70%に減衰)となる帯域を指しています。
さらにピエゾアクチュエータなど容量性負荷を出力に接続した場合、周波数特性は低下する傾向になります。

(例)
「M-26109 」の仕様は出力電圧範囲0~150V、周波数特性100kHz Gain×15、×30切替となります。
今回はGain×15で使用するとした場合、無負荷で0~10V、100kHzの正弦波信号を入力しますと、
Gain×15ならば計算上は出力電圧0~150V、100kHzの信号が出力されることになりますが、
周波数特性により実際には下記の図のように-3dB(約70%)となる0~105V程度、100kHzの信号が出力されます。
さらにピエゾアクチュエータなど容量性負荷を出力に接続した場合、周波数特性は低下する傾向にあります。

他にもピエゾドライバ(ピエゾコントローラ)について説明させていただいているQ&Aや技術資料がございますので、
ご興味がございましたらご覧ください。

【Q19:ピエゾドライバ(ピエゾコントローラ)の周波数特性について】に関連があるQ&A
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Q18:当社ピエゾドライバ、ピエゾコントローラの使い方について

技術資料
トータル技術資料
ピエゾドライバ技術資料

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